池田文夫さん夫妻 ヨーロッパ旅行記
         ・・・2012年10月

大英博物館の入口と空

ウエストミンスター寺院

ロンドン名物の2階建てバス
ロンドン2日目はオプションのコッツウォルズ地方観光だったが、私たちは自由行動を選び市内観光。佐世保在住の私と同じ年の一人旅の女性も加わり、3人とも英語をしゃべれない度胸の旅。

まずバスと地下鉄一日乗り放題のワンデイトラベルチケット(1人7ポンド、1ポンド約135円)を買い、地下鉄でバッキンガム宮殿へ。

11時半からの衛兵の交代式を見ようとしたが、これは毎日ではなく1日置き。訪れた日は交代式はなかった。

しかし馬に乗ったポリスのパトロールや宮殿、隣あった軍事施設での兵隊の音楽付きの行進が見れたのに満足。
早朝ローマを出発。朝食の弁当をもらい(これはパンの中にチーズやベーコンを挟んだものと水とオレンジジュース)空路、ロンドンへ。

着くとすぐに市内観光。大英博物館ではギリシャの遺跡やエジプトのミイラなど英国の栄華を誇るものを見学。

その後、英国王の戴冠式やダイアナ妃の葬儀のあったウエストミンスター寺院の中を見学。床の下にはニュートンやダーウインら歴史上の多くの著名人が埋葬されていた。床には名前と生まれた年から死んだ年までが刻み込まれている。教会としては建築内容など豪華だが、ダイアナ妃の葬儀がこんな狭い所で行われたとはテレビではわからなかった。

この後、ビッグベンロンドン塔を車窓から見てロンドンの中心地ピカデリー広場へ行った。それからオリンピック会場へ。

マラソンコースの発着点だったバッキンガム宮殿付近からメーン会場のスタジアム、各種会場などを車窓から見た。ガイドさんによると、街並みのあちこちに007映画シリーズビートルズデビュー50周年のポスターなどがあり、盛り上がっているという。


中華に出た皿うどんみたいなもの
昼食は中華料理で期待していなかったがとてもおいしく、中華スープが出て、みんな「久しぶりスープを飲んだ」と喜んだ。

またツアーで初めての米がお目見え。シンプルなチャーハンがとても美味しく、みんな飛びついた。酢豚や、長崎の固い皿うどんに似たものなども出て感激。

牛肉の炒め物に女房が「輸入牛ね」と言ったのにみんな大笑い。英国では和牛が輸入牛になることをうっかりしていたとか。

この日最後は免税店のロンドン三越へ。イギリスは消費税20%だが食料品と子供用品、本は免税とか。

イギリスと言えば紅茶文化。紅茶の棚は70人のツアー客の購買力ですぐに空になった。女房は何とか主婦の力で数箱確保。私はチョコレートを買った。

店を出るともう外は真っ暗。夜のレストランの料理はフィッシュ&チップス。日本風にいうと魚フライとフライドポテト。日本人にはポテトが多すぎ。ここでは本場のスコッチを飲んだ。

ハイド・パークでリスト戯れる人
この後、昔、王室の狩猟場だったといハイド・パークへ。

ここではリスが飛び回り、心を和ませた。

広い公園内を十分散策し、ピカデリー広場へ行って35年前にあった露店街を探したが見つからなかったので、高級デパート・ハロッズまでタクシーで。

ハロッズの1階は東京のデパート並みにブランド品ばかり。
女房のショルダーバッグが傷んできたので、買ってあげようと思ったが、気に入ったデザインのものがなかった。

それからガイドブックにあったティールーム探し。片言の英語で通じ、ティールームまで連れて行ってもらった。

この親切な店員にチップをやるのを忘れ少し後悔。
高級デパート・ハロッズ

メニュー表の見方が分らなかったが、ティーケーキを3人分注文。

そうしたら大きなティーポット(1人分で4杯分入っていた)、ケーキは丸いレーズンブレッドを横にスライスにして軽くトースト。ミルクは牛乳、パン用に1人につきバター2つとイチゴジャム1個。

紅茶にミルクを入れて飲んでビックリ。「やっぱり美味しい」。

パンを食べながら飲んだら、紅茶の味が引き立つ。
3人とも感激に浸った。
ハロッズのティーセット
ふた昔前、元アイドルの柏原芳恵が「紅茶の美味しい喫茶店―」と、歌っていたのを「リプトンもトワイニングも変わらない」と思っていたのが間違っていた。

本場の高い銘柄の紅茶は美味しい。ちなみに1人の値段は8.7ポンド(日本円で約1200円)。客は英女王のような貴婦人やジェントルマンばかりのティールームに貧相なジャパニーズが3人、多分、不釣合いと思ったが、優雅な時間だった。

ちなみに日本ではレモンティーが一般的だが、イギリスではミルクティー。紅茶セットにレモンはついていなかった。

ピカデリー広場の夜景
夜はピカデリー広場近くのロンドン三越で、オプション組と待ち合わせ。

夜の繁華街はバスやビル、街灯の明かりがきれいだった。

夕食はポーク料理。正直、まずかった。イギリスはローストビーフの本場なのに出てこなかった。35年前は食べて感激したのに。

ハイドパークやハロッズで時間を過ごし過ぎたので、ダイアナ妃の結婚式場のセントポール大聖堂やロンドン塔、ビッグベンに行かれず、写真を取れず残念だった。

片言の英語と身振り手振りに親切に地下鉄の案内や道案内してくれたイギリス人に感謝!


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