西高創立30周年事業
自律の像(昭和53年11月1日建立 創立30周年記念事業の一つ)
日本芸術院会員 富永直樹 作
昭和23年11月1日、学制改革により
長崎県立長崎高等学校(旧県立長崎中学校)
長崎県立瓊浦高等学校(旧県立瓊浦中学校)
長崎県立長崎女子高等学校(旧長崎高等女学校)
長崎市立女子高等学校(旧市立高等女学校)
を統合して、東・西二校とし、わが長崎県立長崎西高等学校は長崎市鳴滝町に誕生した。
その後、昭和25年7月25日、竹の久保町に移転、現在に至る。
本校が、創立以来校是として標榜したものは、「自律」である。今日、創立30周年を迎えるに当たり、在校生諸君が、この伝統を継承し、更に輝きを加えられんことを記念して、ここに自律の像を築く。
昭和53年11月1日
長崎県立長崎西高等学校同窓生一同
この像は、西高の校是が「自律」であることを表明するとともに、その銘で、西高成立の事情を明らかにした。
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かしわの森(昭和53年11月1日建立 創立30周年記念事業の一つ)
柏の葉は、枯れても冬を耐え、春に新しい葉の出るのを待って落ちる。風雪と戦う枯葉の姿は、不屈の強さの象徴であり、生命の持続の見事な典型である。
わたくしたちは、柏の葉を校章とする長崎西高の永遠の隆盛を祈り、創立30周年を機会に、柏の森の建設を決定した。
この森が、眉秀でたる若人のひとみに、勇気を加え、やすらぎを与えることを望み、さらには、この地から巣立つ若鶏たちの、魂のふるさとになることを期待するものである。
昭和53年11月1日
長崎県立長崎西高等学校
創立30周年記念事業協賛会
このかしわの森は、西高の校章に表された、誠実・剛健・不屈の精神と知・徳・体の育成を目指して建立される。
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