深堀先生は2017年11月30日に亡くなられました。






先生のお宅はとにかく本が一杯です。書斎だけではなく廊下もほかの部屋も本であふれているそうです。小柄な深堀先生も自分の居場所を見つけるのに苦労されています。
先生が使っていらっしゃるのは、MS-DOSのパソコンです。すごい年期物です。これで文章入力と手紙などの印刷をされてます。先生は81才ですよ。
私たちもまだまだ負けていられません!!
インターネットを見るのはiMacのパソコンです。
ほかにもウインドウズXPのパソコンでメール受信など。3台も使いこなしていらっしゃいます。
「エスペラント語は3ヶ月である程度マスターできます。」とおっしゃって初級編のテキストをいただきました。

大学ノートに毎日、日記をつけていらっしゃいます。その日に買い物したレシートも病院で計った血圧の値も全部貼ってあります。
小さな文字でびっしりです。

深堀先生はいまだに老眼鏡を使っていらっしゃいません。

コンサイスの英語辞書の小さな文字も眼鏡なしで読めるとか。

深堀先生はパソコンだけでなく携帯もしっかり使いこなしていらっしゃいます。
ロンドンに住むお嬢さんからもメールが来ますし、英語やドイツ語、もちろエスペラントのメールまで来るんですよ!
私も早速、携帯でクイズをいただきました。

これまで入院したことがないそうです。(ちょっと気になることがあると病院ですぐ見てもらっているからだそうです。)
スーパーおじいさんですね〜

深堀先生のブログは
こちらです。


●深堀義文先生の経歴

長崎西高長与分校(2年)→長崎西高(23年)→大崎高校(教頭・3年)→諫早高(教頭・3年)→
上対馬高(校長・3年)→佐世保中央高(校長・2年)退職→野田ゼミナール(予備校校長15年)同じ時期に総合科学大学でも教鞭をとる
(なんと75才まで仕事をされてたということです。)

●西高での思い出

・私は西高でほとんどクラス担任をしておりましたが、自慢じゃないが自分のクラスの生徒の顔を覚えられませんでした。
「音痴(おんち)」ではなく「顔痴(かおち)」です。

・私の授業は声が大きいと評判だったようですが、私が大きな声で怒ると隣の教室の生徒がびっくりして鉛筆を落としたりしていたようですね。

●近況

81歳になって5ヶ月が過ぎた。
最近急に事務能力、整理能力も体力、能力とともに低下をいなめない。物忘れがひどく、毎日もの探しに時間を取られて作業能率が低下している。
歩いていても若い人から追い抜かれている自分に気づくことが多い。これも加齢現象と諦めるしかないのか?
今年の初め、「今年の私の努力目標十箇条」を作成、小紙片に印刷して手紙・葉書などに貼付しその空間を埋めて、文字を書く量を少なくすることに利用している。なかなか実行の実現は厳しいが、葉書・手紙を出すごとに貼り付けると読まざるを得ない。お前の心がけの実態はと、反省材料を突きつけられて微笑・苦笑を繰り返している。

1.
まず、今年の1年間無事に生き延びる
2.
毎朝6時半のTV体操の実施。
3.
毎日せめて半時間のエスペラント語の学習。
4.
毎日せめて半時間の尺八の稽古。
5.
同窓会的な会合には出席を心掛ける。
6.
5月の九州Esperanto長崎大会の成功に努力。
7.
8月Esperanto横浜大会、群馬大会に参加。
8.
毎日日記を書く。遅れても翌日には記入する。
9.
養生訓 万事控えめ 腹7分目 欲望少なく。
10.
ストレス減少 何事も70%ほどの完成で。

第6項目をどうにかクリアした。
何かと差し替えねばと今思いながらこの文章を入力している。
    6:旧制高校関係の行事への積極参加
と入れ替えることにしましょう。
今年は7月に佐世保で寮歌祭、11月に九州寮歌祭がある。
10月には私が旧制佐賀高等学校を卒業した年度の同学年会「わさん会」を博多で計画している。これも加齢現象で参加人員減少が目立つ。幹事役で下請け作業を分担している。あと何回できるか疑問だが、精一杯努力しようと心掛けている。

●毎日心がけていること
  
NHKの放送で、ある90才位の方が話をしておられたもの。
うろ覚えなので、多少自己流解釈ですが、私も日頃こうやろうと心掛けています。

一日に 一回 感激する 今日も元気で生きている
一日に 十回 大笑いする 大笑いで血糖値が下がるぞ
一日に 百回 深呼吸する 数回に分けてもよい
一日に 千字 文字を書く 手紙、日記などで
一日に 一万歩 歩きます 家の中の歩数も含めて


●数字遊び

私の趣味のひとつ:数字遊びです。(1 から 9 までの数字を 1 個ずつすべて使った式)
合計100になる式を小町算といいます。
100
=
123-45-67+89
2000
=
1-2+345×6-78+9
2001
=
1+2345-6×7×8-9
2002
=
1×2+34×56+7+89
2003
=
1-2+34+56+7+89
2004
=
1+2+(3×4+5+6)×(78+9)
2005
=
1+2×3+(4+5×6×7+8)×9
2006
=
(12-3)×4×56+7-8-9
2007
=
12-3+(4+5×6×7+8)×9
2008
=
1+2+345×6-7×8-9
2009
=
(1+2+345)×6-7-8×9
2010
=
12×34×5-6-7-8-9

●エスペラント歴60年
 
エスペラントを始めたきっかけ
終戦直後大学が休みになり、何もやることがありませんでした。家でぶらぶらしているのを見かねた父が電信柱に貼ってあるちらしを見て「これでも習いに行って来なさい。」と言いました。それがエスペラントの講習会でした。
やってみると面白いと思うようになりました。

その後、高校教師をしながらエスペラントの普及に努めてきました。

  長崎エスペラント会会長 約20年
  九州エスペラント連盟会長 約10年

昨年5月12日、長崎新聞の「あの人、この人(→長崎新聞の記事)」の欄に載り、これで3人ほど新しくエスペラントを始めました。
このうち2人は西高の卒業生でした。

●尺八歴50年
 
尺八をやるときの名前は「深堀江山」と言います。

「深堀式尺八速記法」
  (詳しくはリンク先をごらんください。)
  尺八を聞きながら音符を起こすための速記法です。

最近、入れ歯の影響で微妙に尺八が吹きにくくなり苦労しています。でも毎日少しでも練習していればまた、前のように出来るようになるかなと思っています。

●もしも教師になってなかったら

たぶん大学の研究室に入っていたと思います。(大学では物理学科でした。)







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