黒丸踊り(大村市)
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≪黒丸踊り(大村市)≫

 第16代大村家領主純伊が6年間の流浪の末再び大村領奪還の戦勝を祝い乱舞されたと伝えられる黒丸踊り。寿古踊り、沖田踊りと共に群三踊りと呼ばれ、県指定無形文化財になっております。中でも「黒丸踊り」は直径5mもの大花輪(約60Kg)を勇壮な青年によって背負って踊られ、華麗な中にも哀調を感じさせる踊りです。この大花輪の下を通ると「幸いが生じる」といわれております。作者、作画時に長時間に渡り大花輪の下に居ましたが未だかって幸を感じておりません(?)。尚、当地名物「大村寿司」は純伊領地奪還の折、領民がそれを喜び、急遽ご飯と具をもろ蓋に詰め込み、お祝いに献上したのが始まりで、純伊の家臣達は脇差しで四角に切って食べたと伝えられています。