産学連携の取組み
古川 哲夫 さん
 


現在の勤務は「手羽屋」です。
40周年同窓会で二次会をやりましたね。
しかし、本職以外にもいろんなことに首をつっ こんでいます。
  



この考えの基本となりましたのは長崎県の経済活性化、特に沿岸漁業の振興策 を考えた結果たどり着いたことでした。



 私は長崎県漁連に20年勤めてこの組織を飛び出ましたが、水産関係に知人も多く、昨今の漁業不振をよく耳にしていたところでした。

 漁獲量の不振、燃料費の高騰さらに高齢化で漁にも出られず、生活にも苦慮している実態を知り、何とか漁業者の一助となるものがないかとの思いで、レ ポートを作成していました。

 この件を長崎総合科学大学の山中教授に話したところ、可能性が大きいとのことで大学、行政、企業等で研究会を立ち上げた次第です。

 現在、研究会メンバーも20名近くに増え、研究を重ねています。 特に、メンバーに三菱商事の顧問が参加されており、研究が進めば三菱商事に参加しても らうよう説得するとのことで楽しみにしております。

 また現在4つの補助金申請をしており、これが決まれば起業化に弾みがつくものと思っています。



産学連携で可能性探る
海洋浄化や二酸化炭素(CO2)吸収にもつながる海藻類を原料に、バイオ燃料実 用化の可能性を探る「海藻液体燃料と海洋浄化研究会」が、長崎総合科学大学 の教授らを中心にこのほど発足。本県の豊かな海洋資源を活用し、地球に優しい 新産業創造を目指す産学連携の取り組みが始まった。
2008年3月30日 長崎新聞 6面掲載
 サトウキビかすなどを発酵させて作るアルコールの一種「バイオエタノー ル」が、ガソリンの代替燃料として注目を集めているが、原料となる穀物の 価格高騰を招くなどの問題も発生。国内では食用との競合を避け、海に囲 まれた日本の特性を生かし、ホンダワラなどの海藻類をバイオ燃料の原料 として活用する研究が始まっている。原料の海藻類を栽培することで、海洋 浄化の効果も期待できるという。
 県内でも調査・研究に取り組もうと、長崎総科大産学官連携コーディネータ ーの山中孝友客員教授を中心に、同大や長崎大、大村湾漁協、バイオ燃料 の事業化に取り組む「ジェイ・エヌ・シー」(佐世保市)などの関係者が同研 究会を立ち上げた。当面は大村湾を主体に海藻類の調査・研究や酵素の開 発を進め、三年後の試験製造を目指している。
 会長に就任した山中教授は「海藻を構成する成分の九割は水分で処理効 率などに課題もあるが、化石燃料が枯渇しつつある中、食用と競合しない海 洋資源に着目し、海洋浄化につながる取り組み。夢の実現に向け、強力に 推進していきたい」と抱負を語った。

海藻類を原料にバイオ燃料実用化の可能性を探る 研究会の設立総会=時津町浦郷、大村湾漁協

※この会議の司会を務めたのが古川さんです。




  



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