オランダが生んだ天才画家ファン・ゴッホの絵画や素描、版画など約９００の作品を収蔵する美術館がアムス テルダムにある。さほど大きくない美術館であるが、世界に６点ある「ひまわり」＊左から２番目や、南仏プロ バンスのアルルでの画家活動で借りたアトリエを描いた「黄色い家」＊右から２番目など、有名な作品が多数 展示してある。また、ゴッホは日本趣味（ジャポニズム）の影響を強く受けており、浮世絵の模写からの「雨の 大橋」＊右など数点も展示してある。情熱、狂気の天才画家と言われ、３７歳の生涯を感じる美術館である。

ベルギーの首都ブリュッセル中央駅から鉄道で５０分、アントワープ中央駅を降りて徒歩１５分にルーベンス の家がある。バロック時代の巨匠ピエール・パウル・ルーベンスの小ぶりな作品が中心の展示ではあるが、 彼が設計し家族と一緒に暮らしたバロック様式の邸宅とアトリエが美術館となっており、くつろぎながら楽しめ る館である。

３６、ニューヨーク近代美術館　The Museum of Modern Art　　

ニューヨーク、セントラルパーク脇5thに建つ、有名なフランク・ロイド・ライト設計による、らせん状の巨大な彫 刻のような美術館＊左で2020年に世界遺産にもなっている。展示作品としては世界一のカンデンスキー・コ レクション＊左から２番目があり、ピカソ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、モンドリアン、シャガールなど１９世 紀の印象派から、キュビズムやシューレアリズム、２０世紀中盤の近代アートまで多彩なコレクションを代表 する作品が展示されている。また、美術館４階にある黄金のトイレ＊右はいつも行列が絶えない。

３８、メトロポリタン美術館・ブロイヤー

The Metropolitan Museum of Art・The Met Breuer

マディソン・アヴェニュー沿いに建つメトロポリタン美術館の分館として２０１６年にオープン。現在ニューヨーク で最も新しいミュージアムで、本館とは違う趣向のコレクションで２０世紀と２１世紀のモダン及びコンテンポラ リー・アートが中心であるが、レオナルドダヴィンチからミケランジェロ、エルグレコ、ピカソまで巨匠達の作品 がずらりと並んでいる。新鋭の写真展などの企画展も豊富で、期待以上の美術館である。中庭を眺めながら 楽しめるカフェも心地よい。

今や、ニューヨーク・マディソンアベニュー店のバーニーズは閉店してしまった。２０１１年冬、そのメンズ館で ホリデーキャンペーン「ガガズ・ワークショップ」が開催された。E.60th St沿いの１階からエキサイティングな ゲートが現れ、５階の会場へと招き入れていた。とにかく見るもの全てがPOPで、オブジェのクオリティーも高 くガガ・ワールドへと引き込んでしまう。制作されたビジュアルは、ホリデー用のショッピング・バックや包装紙 にデザインされた。ニューヨーク滞在中、ワクワクする楽しい時間を過ごすことができた。

ワシントンDCにあるスミソニアン博物館はアメリカのみならず世界中の歴史や文化を学ぶことができる。科 学、産業、技術、芸術、自然史の博物館群、教育研究機関複合体で収蔵品は１億４千点とも言われ展示され ているのは２％程度だと言われている。写真は宇宙関連が中心であるが、とにかく会場は広く１９の施設があ り、すべてが無料でどこから周ろうかと迷ってしまう。一生に一度は訪れたい意味深いスミソニアン博物館か もしれない。